活動メンバーの声:Sさん

活動を始めた理由は何ですか?

もともと、自分の絹の着物がもったいないので、何か活用したいと思っていました。さき織の存在は知っていましたが、板織や縄文織があることは全く知りませんでした。

村の広報誌で活動を知り、「これならやってみたい!」と思ったのがきっかけです。

さき織は専用の機械が必要ですが、板織はそういった特別な道具が不要です。実際に見学や体験をしてみたら、とても楽しくてすぐに魅了されました。

実際に活動してみて、良いところは何ですか?

みんなと交流しながら織る時間がとても楽しいです。

これまで子育てや仕事に専念してきて、趣味を持つ余裕もありませんでした。今は自分の自由な時間を持つ喜びを感じています。この活動は、自分へのご褒美だと思っています。

板織の楽しさは、やはり自分で作ったものが形になっていくところにあります。その達成感が何よりの魅力です。

元気でいられるうちは、これからも続けていきたいと思っています。

活動メンバーの声:Kさん

活動を始めた理由は何ですか?

縄文時代に興味があり、そこから縄文織を知ったのがきっかけです。もともと土器が好きで、縄文織ポシェットというものがあると知り、「やってみたい!」と思いました。

初めて体験でコースターを作った時、縦糸と横糸が織り合わさって形になるのがとても面白く感じました。最初はシルクそのものよりも、織るという行為自体に魅力を感じていました。

シンプルな織り方が気に入っています。単純な作業を繰り返すことで気持ちが浄化される感覚があります。何も考えずに集中して作業でき、さらに完成したものを普段使えるのも嬉しいポイントです。

また、シルクは肌にも良く健康にも良い効果があると知り、これは一石二鳥どころか三鳥、四鳥だと思っています!

実際に活動してみて、良いところは何ですか?

先輩たちとお話しながら学べるのも楽しいです。何気ない会話をしながらワイワイと作業する雰囲気が心地良いですね。

それだけでなく、織りの作業そのものがとても楽しいです。家に持ち帰って一人で集中するのも現実逃避ができて、いいリフレッシュになっています(笑)。

これまで糸について考えたこともありませんでしたが、糸が自然から作られるという根源的なプロセスを知ってから、糸への見方が大きく変わりました。シルクについても、これまで知らなかったことばかりで、イメージが一新されました。

特に驚いたのは、シルク糸が必ずしも繊細で細いものだけではなく、太糸もあることです。その太糸の手触りや、織った後の仕上がりの違いを体感できたのは貴重な経験です。太糸を使うと早く織れるので、すぐに形になる達成感が得られるのも魅力です。

さらに、染めによって糸の特性が変わるなど、シルクは本当に奥深い素材だと感じています。この活動を通じて、もっと糸やシルクについて知りたくなりました。