古来から伝わる伝統着『羽織下』
羽織下(ハオリシタ)とは、昔、羽織や上着の下に防寒着として着られていた、袖のない今でいうベストです。製糸業や養蚕業が盛んだった諏訪地方では、家庭で蚕を飼い、真綿を使って着物や羽織下を作っていました。
繭を煮て引き伸ばし、乾燥させて作る真綿や、真綿によりをかけて作る真綿糸を織って作った羽織下は、非常に軽くて暖かく、冬の寒さを防ぐ優れた防寒具として大変重宝されていました。
現代版の羽織下として蘇らせる
昔は着物の上に羽織るものとして愛されていた羽織下ですが、着物を着る機会が少なくなり、その存在を知らない日本人も多いのではないでしょうか?
この素晴らしい機能を持つ羽織下を現代でも楽しんでほしいという思いから、シルク文化協会では、10年以上前から色とりどりの真綿糸を使って新しい羽織下を作り始めました。
洋服ではベストとして着用されていますが、この真綿糸や絹糸で作られたベストは、ウールや木綿とは一線を画す着心地を提供します。
私たちが作る羽織下は、日本のシルク産業の歴史と実績の中でもトップクラスの諏訪の岡谷地方で作られたシルク糸を使用し、全て手織りで作られた唯一無二の製品です。
この羽織下を現代版として蘇らせるために、長野県の地域発元気づくり支援金の助成を受け、『HAORISHITA』(ハオリシタ)というブランドを立ち上げました。

古来から行われる板を使ったキャンバス織(ボードウィービング)
『HAORISHITA』(ハオリシタ)は、板の上に、あらかじめ前身頃と後ろ身頃の形に合わせて釘を刺して経糸を張り、緯糸を通して手織りをしていくキャンバス織(ボードウィービング)を使っています。
この織の手法は、簡易な道具で誰でも手軽に作ることができるため、作り手が自分の感性を表現しやすいのも特徴です。



『HAORISHITA』(ハオリシタ)の持つ魅力とは?
『HAORISHITA』(ハオリシタ)の機能や特徴をまとめると以下のようになります
- 全てシルクで作られているので、軽くて暖かい
- 通気性に優れている為、季節を問わず着用できる
- シルク独自の光沢により、よそいきにも普段着にも活躍
- 1枚1枚手織りのため、独自な風合いや味を楽しめる
こんな多くの魅力を持つ『HAORISHITA』を、日本だけではく、世界中に認知を広げたいと考えています。


