シルク手織りで『アイデンティティを発見する』
シルクは、人の肌にやさしい天然繊維であり、環境への配慮からも世界的に注目されています。
かつて日本では、シルクの生産が盛んで、自宅で蚕を飼い、そのシルク糸を使って着物を作る習慣がありました。特に長野県は養蚕と製糸業が盛んで、岡谷市は「シルクの都」として世界に知られていました。しかし、現在ではその製糸業の90%以上がインドや中国など海外に移行し、長野県内の製糸工場はわずか2つにまで減少しています。
一方、ファストファッションに対する反動から、オリジナリティやストーリーのある手作り品を求める消費者が増え、ハンドメイドの価値が見直されています。しかし、営業や経営の経験が少ない女性や若者にとって、副業レベルに達するのは難しい現状です。
世界でも類のない
14年間の取り組み
お約束
01
誰でも簡単につくる事ができる2つの手織り手法
私たちシルク文化協会は、過去14年間にわたり、全国でも希少な製糸工場で作られた糸を使って、誰でも簡単に作れる「2つの手織り手法」である縄文(アンギン織り)とキャンバス織りを広める活動を行ってきました。これは全国でも例のないオンリーワンの取り組みです。
お約束
02
AI時代になくてはならないもの
手織りは個々のアートやデザインの表現として機能し、自分のアイディアや感情を織り込むことができるため、創造的なプロセスが豊かな経験となり、自己のアイデンティティを見つけ出す手助けとなります。
AIが進化する中で、私たちが大切にすべきは、個々のアイデンティティの発掘と、その感性の表現だと考えます。
お約束
03
わたし達が目指すもの
地域やコミュニティと協働し、唯一無二のシルク手織りを広めることで、以下を目指します。
- 地域内外の個性豊かな人材育成
- 持続可能な地球環境への貢献
- 日本のシルク文化の復興
シルクを知り、深め、広げることは地域への誇りを培い、産業や観光振興に寄与し、長野県の発展に大きな力をもたらします。特に若い世代、特に女性はシルクに対する関心が高く、伝統的なシルクの手織りが育むアイデンティティは、世界で選ばれることにつながると考えています。